Foxy Foxy Nature Wild Lifeを立ち上げたジャンマルク・ブリニョとアンダース・フレデリック・スティーンは、2015年の醸造を最期にそれぞれが違う道を歩むことになりました。目指すワインのスタイルや価格帯などが微妙に異なり、考えの差を埋めることが難しいとお互いが判断したためです。ジャンマルクは安い価格帯で多くの方々にとって親しみ易いものから、コアなファンが求める個性的なハイエンドモデルまでをいくつか造ることを提案していたのに対して、アンダースの考えは中間の価格帯で多くの人から受け入れられる、使い易いスタイルのワインを主体とすることでした。アンダースは、「ジャンマルクは良い友人であり、ワイン造りについて沢山のことを教えてくれた恩人でもある。彼に対しては感謝の念に堪えない。」と述べています。
- 生産地
- フランス ローヌ
- 蔵 元
- フォール・マネル
- 容 量
- 700ml
ワイン名を直訳すると「いずれひっくり返る」「環境を大切にしないとしっぺ返しを喰らう」といった警告なのか、「いずれ世界は変わる」という希望なのか、果たしてどちらなのでしょう?
アルザスの生産者ローラン・バーンワルトの葡萄を使用。
熟したレモンや夏みかんなどの柑橘果実や若葉、柑橘の葉などの印象です。
辛口の仕上がりですが、馴染み良い熟した果実の風味とそれに似たほどよい甘みが広がります。ボディにはピノ・グリ特有の厚みが若干ありますが、一方で包み込んでくれるような酸のおかげか、14%のアルコール度数を思いの外感じられません。
時間の経過とともに蜜やたばこ、桃や若い洋梨などのピノ・グリらしい香りも感じられます。温度でも感じ方が変わりますので好みの温度帯を探して頂くのもいいですよ。
(ピノグリ)