フランツ・ソーモン｜全国銘酒と自然派ワインとどろき酒店

フランツ・ソーモン

ロワール地方トゥールから東側にロワール川とシェール川の間に広がるACモンルイは1938年に認定され、シュナンブランで辛口から甘口までの白ワインを生産してきました。

フランツ・ソーモンはそんなモンルイで2002年からワイン造りを始めた醸造家で、今ではドメーヌだけの生産量では足りなくなり2009年からネゴシアンの会社Un Saumon dans la Loire(アン・ソーモン・ダン・ラ・ロワール)を設立し、意欲的に活躍しています。

無農薬の農法に興味が有り、シュナンブランに挑戦したいとモンルイを選びました。畑で無農薬の仕事はきりがありません。彼の畑は4haですが、オーナーが無農薬とは全く反対の農法を行っていたので、1年目は仕事だらけな状態でした。

予算の関係もあり、最初から畑は購入できません。1haを購入し、残り3haは借りることに。4haをたった1人で化学肥料から無農薬へ切り替える作業が大変なのがご想像に難くありません。本当に朝から晩まで畑とにらめっこして沢山のエネルギーを頂いた畑から取れたブドウは格別です。

2019年の3月からフランツは、パートナーのマリー・チボーと醸造所、熟成場所をシェアしています。以前より使用しているモンルイ圏内の自宅兼醸造所から、高速道路を使っても車で1時間程かかる村で、洞窟を醸造所と熟成場所にして、様々な種類のタンク、アンフォラ、樽を所有しています。

この新カーヴではネゴスものを醸造しており、タンクを置く広い場所があるからこそ為せる技ですが、それぞれのミレジムの特徴やブドウの特性に合わせタンクを使い分け、かつ各キュヴェに熟成の時間もかけてあげることができる、とても良い環境で醸造を行っています。洞窟のすぐ向かいには自宅があり、マリーと二人の娘さんと毎日楽しそうに暮らしています。（インポーター資料より抜粋）