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クロ・デ・グリヨン




ル・クロ・ デ・グリヨンのニコラ・ルノーは「9歳のとき、シャトーヌフ・デュ・パプで行われた試飲会が全ての始まりでした。」と語ります。大人が集い、ワインを囲んで社交するその輝かし い世界を子供ながらに体験し、知らぬ間にワインの虜になっていました。 しかし彼の家族や親戚にはワイン関係者などいるはずもなく、この世界に憧れを持ったまま時は流れてます。

教師の道を選んだあとも、暇があれば醸造家を訪ね、自学でワインを学びアマチュア用の試飲コンクールに参加するなどワインを趣味として割り切っていたニコラですが、やはりワイン生産者になる夢を捨てきれずにいる自分に気付いてしまいます。2005年ついにニコラは教師を辞め、自分の知識とコート・ デュ・ローヌで友人になった生産者を頼りに、ワインの道へ進むことを決めました。


2007年、祖父から受け継いだ土地を売り、ロシュフォール・デュ・ガールに4.5haの畑を購入しました。同年8月には自分のドメーヌを設立。小さな区画にいくつもの品種が混じる「コンプランテ(混植)」といわれる畑は10年近く放置され野生化していたため、「そんな畑を買うなんて頭がおかしいんじゃないのか」と何度となく言われたといいます。ビオロジック栽培も昔ながらの地主さんたちには理解し難いようですが、ニコラは自分が選んだやり方を断固として変えず、ビオロジック栽培を貫き通しています。 9月には自分の家のガレージをカーブへと建て直し、少量だけ醸造しましたが、結果は思っていた以上に素晴らしい出来栄え。自分自身も大いに納得し、これを機にル・クロ・デ・グリヨンが本格的にスタートすることとなりました。

多岐に渡る品種が植えられた畑は43区画に分かれ、「品種によって熟すタイミングはもちろん違うけれど、ブドウの樹1本の中でも日の照りや風の抜け方が違う、まさにミクロクリマなんだ。だからブドウの個性ごとに収穫することができ自然とバランスが取れる。」と言います。
砂地が多い区画は馬で耕し、樹齢の高い区画は微生物の働きをかえって悪くしてしまう為あまり耕し過ぎないようにするなど、畑によってそれぞれの手当てを行っています。そのためブドウがとても良い状態で収穫され、そのポテンシャルの高さがワインの味わいにそのまま反映されています。地質学を極めた者ならではの、畑と真摯に向き合う職人気質な造り手です。
(インポーター資料より抜粋)