一尚シルバー/小牧醸造
明治42年(1909年)創業。
小牧醸造は鹿児島県の北西部、薩摩半島の北部にあるさつま町(旧宮之城町)に位置し、蔵のすぐ横には一級河川の「川内川」(せんだいがわ)が流れております。北方には、霊峰紫尾山がそびえ、その紫尾山系の伏流水を汲み上げ、小牧醸造の仕込み水に使用しています。
2006年7月の鹿児島県北部豪雨災害では川内川が氾濫し、蔵のほぼ全てが水没してしまいました。蔵の伝統として受け継がれてきたものが全て流されてしまい呆然としてしまったそうですが、全国から焼酎ファンやボランティア、義援金が集まり、そのお陰で三ヶ月程度で製造を再開できるようになりました。
原料は、地元農家さんとパートナーシップを結び、全て鹿児島県産を使用。麹米として使用するお米は、地元さつま町にこだわり、蔵の眼前にある「谷口商店」さんとタッグを組み、鹿児島の品種米である「ひのひかり」や「あきほなみ」などを使用しています。
さつまいもは、鹿児島県の3エリアの契約農家さんから、それぞれ最高の品質の芋が獲れる時期に合わせ使用しており、地元さつま町の農家さんとは、強固なパートナーシップを組み、焼酎造りに取り組んでいます。いずれは、さつま芋も全量さつま町産を目指しています。
小牧の本格焼酎の特徴として、豊潤な土の香りを想起させるEarthyなフレーバーがあります。このEarthy(豊潤な土の香り)は、創業より受け継がれる薩摩の和甕で、酒母(水、米麹、酵母)作りである一次仕込み、さつまいもを加えて発酵させる二次仕込みにも使用する事で、幾年も和甕に住み着く様々な菌の力により醸成されます。
さらに、蒸留直後の検定容器も、同じく和甕を使用する為、このearthyさが引き継がれます。ナチュールワインのクヴェヴェリ製法と奇しくも同じ様に、いわば幾年の歳月がもたらす至極のエッセンスとなり得るのです。
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