ベンツェ・ビルトック　オートクトン2019白

商品コード25811

製造元ベンツェ・ビルトック

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ストレコフ1075のジョルトは言いました。『亜硫酸を全く加えずにまっとうなワインを作れて初めて生産者として独り立ちできる。個性を発揮するのはそこからだ。しかし亜硫酸ゼロでまっとうなワインを作ることは本当に難しい…。』その難作業をわずか7年で成し遂げた醸造家がベンツェ・イストヴァン。未来を嘱望される天才醸造家です。2011年の醸造開始以来、常に自らの醸造と栽培を分析し、試行錯誤を繰り返しながら2018年ヴィンテージより亜硫酸ゼロの醸造にたどり着きました。我々が現地で2017年と2018年を比較試飲した時、2017年のワインもすでに高く評価されているものの、2018年のワインの圧倒的な品質に驚きました。

バラトン湖の西北に位置する畑は太古の玄武岩、凝灰岩をメインとする土壌です。かつてパロニア海の底にあったため、砂、粘土がそれらの土壌の上に広がっています。ローマ時代よりワイン造りが盛んにおこなわれていたいうこの土地のワインは、火山性土壌由来のミネラルを明瞭に感じることができる銘醸地。イストヴァンの畑にほど近いセントジョージヘギーには、玄武岩の石柱がパイプオルガンのように連なった自然遺産があります。IT業界で働いていたイストヴァンがその景色を初めて目にした時、自分の人生がこの土地と共にあることに気づいたと言います。魂と無垢なる自然に対峙した瞬間の直感が彼をワイン造りに導きました。ベンツェ・ビルトックの今後が心から楽しみです。

『その畑に調和が存在することを発見すれば、ワインには調和が表れる』美味しいワインを作ろうと懸命に努力をしたものの、その多くは必要のないこと。しかし多くの必要のない努力に時間を費やしたことで、自然の力こそがすべてで、自分は何もできないのだとイストヴァンは悟りました。自然に力を発揮してもらうこと、できる限り何もしないこと、これは栽培、醸造を通しての発見であります。例えば栽培においては、クローバーのようなカバークロップの種をまき影を作ることによって、必要以上の太陽から守る。それは耕すことよりも重要なことです。酵母、バクテリア、小さな虫、動物、人間、地球、宇宙...。畑にまつわる様々な要素との関連でブドウは実をつけて、その年のワインが出来上がるのです。
（インポーター資料より）

生産地: ハンガリー
蔵　元: ベンツェ・ビルトック
容　量: 750ml

かりんや蜂蜜、熟したパイナップルを思わせる香り。ゆったりとした旨みを美しい酸が引き締めます。熟成も期待でます。
（フルミント、ハールシュレヴェリュー、ケークニェルー）