山の井/会津酒造

創業は1688年。

福島県の南西部、南会津町にあり、創業元禄時代と非常に古い歴史の蔵です。
味噌・醤油を作っていたところから、日本酒造りが始まりました。一緒に醸すことができないため、味噌・醤油を作っている場所から徒歩15分ほど離れた、現在蔵がある場所で1688年頃から日本酒を造っています。

四季をはっきりと感じることが出来る南会津

春
雪解けの季節。氷点下だった南会津も徐々に暖かくなり始め、雪解けが進むにつれてふきのとうなどが顔を出します。4月下旬から5月上旬にかけ桜や梅が咲き誇ります。

夏
新緑の季節。山々が鮮やかな緑色となり、日中は暑く、蝉などが歌い、夕方から気温が下がり始めるとカエルの合唱が始まります。

秋
紅葉の季節。自然豊かな南会津は山々に囲まれているため、見渡す限り一面が色とりどりの美しい世界になります。山菜など山の幸も豊富に取れ食卓を賑わせてくれます。美しい景色と自然の幸に触れられます。

冬
銀世界へ。標高が高いこともあり、寒い時には-20度以下になることもある極寒の豪雪地帯です。生き物の姿は消え、見渡す限り銀世界へと変わります。空気が澄んでいるため、晴れた夜に空を見上げると、煌びやかな星が1面に広がっています。この冬が、酒造りの最盛期です。

南会津は、福島県の酒造好適米「夢の香」の一大産地。また地下40mから汲み上げた井戸水は、全国でも屈指の超軟水です。南会津の酒米、南会津の水、にこだわり風土を活かした酒造りをしています。

また他県産の酒米も経験と勉強、そして目指した酒質のために、積極的に使用しています。

銘柄は、「会津」と「山の井」の2種類を造っています。

会津は、古くからの伝統を引き継ぎながら、南会津産の酒米にこだわり、クラシカルでありつつも洗練された日本酒です。山の井は、古く前に使用していた銘柄を引き継ぎ、縛りなどもなく自由に、思い描いている「やわらかく、きれいで、飲みやすい」酒質を追求しています。